借金取りに捕まって暴行を受けていた灰原龍(宏洋)は、偶然その場に現れた極道一家・黒崎家の長女・黒崎一葉(西原愛夏)に助けられ、そのまま黒崎家で使用人として働くことになる。
黒崎家で働き始めてから一月ほどたったある日、黒崎家当主・黒崎弦信(中村ゆうじ)の60歳の誕生日会が開かれる。
弦信は、60歳になったら長女・一葉、長男・慎司(かなと)、次女・美鈴(青山ひかる)の3人の子どものうち誰かに家督を譲ると宣言していたが、後継者に相応しい人材がいないことを理由に引退を撤回する。3兄弟はそれぞれ自分こそが後継に相応しいと口論をはじめ、家督争いは更に激しさを増していく。そんな中、弦信は何者かに狙撃され暗殺される。
犯人不明のまま、表向きは事故死ということにして弦信の葬儀が行われる。葬儀には対立するもう一つの極道一家・白川家の当主・白川光流(仁科克基)も現れ、一触即発の空気となる。
警視庁組織犯罪対策課の刑事・新山英里(白川悠衣)は、弦信殺害の犯人が3人の子供の誰かであると推理し、黒崎家番頭・陰山修(浪花ゆうじ)と龍に極秘で捜査協力を依頼する。関係者の捜査を進めていくにつれ、黒崎と白川、2つの極道家の呪われた因縁の全容が徐々に明らかになっていく…。